ローコストで仕上げた平屋住宅も人気!平屋の魅力に迫る!
生活のしやすさで人気の平屋住宅。階段がないため歳をとってからも住みやすく、人気を集めています。近年では、ローコストで仕上げた平屋住宅も注目されているのです。この記事では、そんな平屋住宅の魅力をご紹介します。
平屋のメリット
人気の平屋住宅ですが、どんなメリットがあるのでしょうか。
1つ目のメリットは、バリアフリーで生活しやすいことです。シニア世代になると、当然のことながら足腰が弱ってきます。階段の上り下りや急な段差があることで、事ゆえにつながることもあります。段差がない平屋住宅は、足腰が弱い方でも、車椅子生活の方でも安心です。
2つ目のメリットは、メンテナンス費用が安いことです。入居後、定期的なメンテナンスは欠かせません。平屋住宅の場合は2階部分がないため、足場を組む必要がありません。メンテナンス箇所も2階建て住宅より少なくて済むでしょう。
3つ目のメリットは、暮らしにぴったりなサイズ感です。平屋住宅はワンフロア設計で廊下など余分なスペースもないため、生活やすさ抜群です。また、生活動線も少なく済むので動きやすさも魅力的です。2階まで掃除機を運んで掃除機をかける必要もないので、時短になります。
4つ目のメリットは、家族とのコミュニケーションが取りやすくなることです。平屋住宅はワンフロアのつくりのため、家族が側にいるという安心感や温かみも伝わりやすいです。
平屋のデメリット
平屋住宅にも、デメリットはあります。
1つ目のデメリットは、広い敷地が必要なことです。ゆったりした広い平家を建てようと思ったら、それなりの広い敷地が必要でしょう。2階建てと同じだけの床面積の家を建てるのであれば、単純に考えて2倍の敷地が必要になります。
また、土地はエリアによって建ぺい率(敷地面積に対する建設面積の割合)が決まっています。そのため、広い土地だからといっても、敷地いっぱいに建物を建てられるわけではないのです。
2つ目のデメリットは、坪単価が高くなりやすいことです。2階建てと同じ床面積の家で比較した場合、平家は平面上2倍の広さになります。工事単価の高い基礎と屋根の面積が2倍ということになるので、工事費用が高くなると考えられます。結果、坪単価は2階建て住宅よりも高くなるでしょう。
3つ目のデメリットは、プライバシーや防犯面の心配があります。平屋住宅はすべての部屋が1階なので、居住空間に外からの視線が届きやすいつくりとなっています。そのため、リビングを道路から離れた場所に配置することや、塀や庭などに目隠しを作るなど間取りや配置に工夫することが必要です。
さらに、防犯面での対策も充分に行いましょう。防犯カメラ・人感センサー付きライトの設置などを設置することもできます。
平屋は安い?ローコストで建てるコツ
平屋住宅は、ワンフロアで必要なスペースを充分に確保する必要があるため、通常は2階建てよりも割高になります。とはいえ、費用を抑えてローコストで平屋住宅を建てることは可能です。
限られた予算内で家を建てたいのであれば、建築会社が用意している「規格プランの標準仕様を選択する」という方法があります。建築会社が用意している規格プランとは、建材や設備の仕入れや施工の効率化など、性能を確保しながらも、価格はできるだけ抑えたプランです。
オプションをつけない標準仕様といっても、快適に暮らせる住宅を建てることができます。この方法が、予算と希望を両立させる1番シンプルかつ確実な方法といえるでしょう。
しかし、規定プランの標準仕様といっても、依頼する会社によって設備や建材のグレードが異なり、価格も変わってきます。同じように見える建物でも、構造や断熱材の種類、壁の厚みなどの違いも価格に影響してきます。
標準プランの内容が自分の希望するグレードや機能を満たしているか、複数の会社のプランを比較検討することをおすすめします。
規格プランを選ぶ際、間取りの変更ができないことも多いです。しかしが会社によっては間取りを変更できる場合があります。必要な部分だけをオプションで補うことも可能です。
では、実際に平屋住宅をローコストで建てたいと考えた場合、どのくらいの予算がかかるのでしょうか。高額なイメージのある平屋住宅ですが、実は大幅な予算アップを考えなくても、ローコストで1,000万円台の予算で建てられます。
通常は2階建てよりも割高といわれる平屋住宅ですが、ローコストで建てるなら、費用を抑えることが可能です。そして平屋住宅に住むメリットはたくさんあります。2階がないことから足腰が弱ってきたシニア世代でも安心です。また、家族内のコミュニケーションも取りやすくなることでしょう。
その反面、広い敷地が必要であったり防犯対策も欠かせません。ローコストで平屋住宅を建てる際は、複数の会社を検討してみることをおすすめします。