ローコスト住宅の内装は安っぽい?低価格でも自慢のお家に!
予算内で家を建てたいという方に人気のローコスト住宅。しかし、定価価格な住宅の場合、内装が気になってくるものです。この記事では、ローコスト住宅の内装や価格を抑えながらもおしゃれにする秘訣を紹介します。ローコスト住宅が気になっているという方は参考にしてください。
ローコストでも充分おしゃれな家にできる
ローコストだから、内装はお金をかけずとことんコストダウン。そうすると、理想の家とかけ離れていってしまうことがあるでしょう。しかし、ローコストでも、内装をおしゃれにできるのです。
まず、1つ目の方法は、部分的にコストをかけるという方法です。内装のコストをすべて抑えてしまったら、なんのこだわりもオリジナルもなくなってしまいます。そうならないために、内装の一部分だけにコストをかけてこだわりを実現してみてはいかがですか。
予算にもよりますが、10万円ほどコストを上げるだけでも実現できることは多くなります。たとえば、「子どもたちのスタディーコーナーがほしい」「天井に飾り梁をつけたい」など後から追加しにくく、新築時より施工時のほうが割安なものから実行して行くのがおすすめです。
2つ目の方法は、テイストを決めることです。内装をおしゃれにするために「インテリアのテイストを決めて統一させる」ことは欠かせません。
内装のテイストは、和モダン・ナチュラル・カントリー・アジアンなど幅広くあります。手持ちの家具のテイストに合わせることもできます。「こんな感じのテイストにしたい」とわかる写真などを打ち合わせで担当者に見てもらいましょう。
3つ目の方法は、1箇所だけ違うテイストにすることです。統一感は、おしゃれな部屋作りの基本ですが、そこにあえて1箇所だけ違うテイストを持っていくなら、よりおしゃれさを引き立てることができます。
トイレは、テイストを変えやすい自然なスペースです。トイレは完全な個室であり、全体のインテリアの邪魔をしないので、テイストを変えるのにおすすめです。少しのこだわりを取り入れるなら、ローコストでも充分おしゃれな家にできるでしょう。
内装より構造に費用をかけたほうがよい
家は、土台と骨組み、つまり「構造体」が命です。使う木材と工法、施工がしっかりしていない家は、外装と内装にコストをかけたとしても、長持ちせず、災害時日は壊れてしまうこともあり得ます。
しかし、通常、新築を立てる場合は、目に見える部分やよく使うところにこだわってしまいがち。そうなると、必然的に内装コストが上がっていきます。
しかし忘れてはいけないのは、ローコスト住宅の場合は、予算が限られているということ。そのため、構造体にどれだけのコストが必要かをまず決めてから、その他のコストを決定することがおすすめです。
構造体に安い建材を使い適切な施工をしていない家は、安心・安全な家とはいえないでしょう。建造体は家が建ったらもう見ることはできません。そのため、家が建ってから不安になっても手遅れなのです。
気に入った内装を揃えてこだわりたいという気持ちもあるかもしれませんが、後悔することのないため、内装よりまずは構造に費用をかけましょう。内装は少しずつ変えていくこともできます。
価格を抑えながらおしゃれな家にするには?
安い建材を使うと、コストダウンしながらもオシャレな内装を楽しめます。最近では、DIYが人気となったので、足場版などのローコストな材料を手に入りやすくなりました。内装材として、そのような安くておしゃれな材料を採用してみるのもおすすめです。オリジナリティあふれる家になること間違いありません。
ただ、この方法は、ハウスメーカーでは難しいかもしれません。安い建材を使ってみたい方は、工務店や建築設計事務所に依頼してみましょう。
また、DIYで後から棚をつけるということもできます。収納棚は各部屋に必要ですが、おしゃれな棚にしようと思ったらコストがかかってしまいます。そんな時は、自分たちで棚をつけてみるのはどうでしょうか。棚をつける程度のDIYだったら初心者にも難しくないでしょう。
集成材はホームセンターで手頃な価格で揃っているうえ、キレイすぎない仕上がりがかえって味わい深く見えるのでおすすめです。棚を付けようと考えている方は、設計段階で下地の合板を貼ってもらう必要があります。忘れないように頼んでおきましょう。
ローコスト住宅は、工夫次第で充分におしゃれな家になります。家を建てる場合、ついつい内装を考えてしまいます。しかし、安心・安全を考えて、まずは構造に費用をかけましょう。
内装も、部分的にコストをかけたり、1箇所だけ違うテイストを取り入れたりすることで、ローコストでもおしゃれな家にすることが可能です。自分ならではのアイデアや、DIYを取り入れることによって、さらに素敵な家になっていくことでしょう。