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電気代を削減!ローコスト住宅の断熱性、気密性を高める方法とは?

公開日:2021/10/15  最終更新日:2021/09/03

高気密高断熱の家とは、気密性と断熱性が高い性能の家のことです。空気の出入りが少なく、汚染物質を取り込みにくい気密性と、快適な温度を保つ断熱性は住み心地を大きく左右します。ローコスト住宅でも高気密高断熱にすることはできるのでしょうか。コストと高性能を両立するための考え方を紹介します。

高気密高断熱の住宅を建てるメリット・デメリット

そもそも高気密高断熱の住宅にする目的はどこにあるのでしょうか。気密性が高いと断熱性も高まり、すき間風や湿気が入りにくくなります。断熱材の効果を活かすことができ、壁の中の結露を防ぐことで、住宅自体の寿命を長くできます。住む人の快適な生活と、住宅自体の寿命のために高気密高断熱の家が求められてきたのです。

メリット

・夏の暑さ、冬の寒さから守る
昔の日本の住宅といえば、すき間風が多く「夏暑くて、冬寒い」のが当たり前でした。しかし高気密高断熱の家は「夏涼しく、冬暖かい」のが特徴です。

・ヒートショックや熱中症の予防
家の中での温度差が体に負担を与えることをヒートショックといいます。ヒートショックで亡くなる人も少なくないのが現実で、交通事故で亡くなる人よりも多いというデータもあるほど深刻な問題です。

・節電になる
気密性、断熱性が高いと空調設備の使用が少なくて済み、節電になります。光熱費の削減で省エネになるため、地球にも優しい住宅といえます。

・防音性
空気だけでなく、音も逃げにくいため、騒音対策にも。迫力のある音で映画鑑賞をしたり、趣味の楽器を弾いたりと、近所に気兼ねなく楽しめます。

デメリット

・窓が小さくなる
大きな窓は気密性・断熱性が低くなります。窓が小さくなることで、採光性が悪い、解放感がないと不満に思う人もいるでしょう。

・換気システムの導入が必要
自然換気ができないため、換気システムの導入が必要になることも。コストがかかる可能性も否定できません。

・初期費用が高くなる
高性能なシステムや設備、建材が必要になるため、どうしてもコストがかかります。

ローコスト住宅に使われる断熱材の種類とは?

ローコスト住宅では主に、繊維系と発砲プラスティック系の断熱材が使用されます。

繊維系断熱材

木質繊維と無機質繊維の2種類があり、安価で入手しやすいのが特徴です。反面、湿気に弱く、防湿対策を施していないとカビが発生する可能性も懸念されます。繊維系の中でもグラスウールとロックウールが代表的です。

・グラスウール
ガラスを原料とし、木造住宅で最も使用されている断熱材です。断熱性、吸音性に優れていますが、湿気に弱いデメリットも。

・ロックウール
岩を原料とし、防火性に優れています。撥水性はありますが、やはり湿気に弱いのが欠点です。

発砲プラスティック系断熱材

硬質ウレタンフォーム、ビーズ法ポリスレチンフォーム、フェノールフォームなどがよく知られています。断熱性、接着性に優れており、施工しやすいのも特徴です。

・硬質ウレタンフォーム
ポリウレタン樹脂を発砲させた断熱材。すき間なく施工できるため、断熱性はいうまでもない高性能です。

・ビーズ法ポリスレチンフォーム
結露が起きにくく、軽くて施工しやすいですが、熱に弱いデメリットがあります。

・フェノールフォーム
火に強く、断熱性は世界最高水準。しかしかなり高額なので、見積もりを忘れずに取りましょう。

ローコスト住宅の断熱性、気密性を高める方法

性能が高ければ高いほど価格も高くなり、ローコストと呼べるかどうか難しくなります。しかし長い目で見たとき、省エネで長持ちする仕様であるかどうかが、本当のローコスト住宅ではないでしょうか。初期費用が高くてもランニングコストが少ない住宅の方が、最終的にかかる額が安く済む可能性があるからです。

断熱性、気密性の低さは快適性も低くなり、光熱費も高くなりがちです。毎月の光熱費が数千円変われば、年間で十万円近くの差になることも。目先の金額ばかりに気を取られていては、ランニングコストの重要性に気が付けないでしょう。「もう少し費用をかけてでも、高気密高断熱の家にすればよかった…」と後悔しかねません。

意外なようですが、ローコストでも高気密高断熱を売りにしたハウスメーカーもあります。多少コストがかかっても、高気密高断熱の家にしたいのであれば検討するべきです。

いくら使用する材料が高品質でも、施工する技術者の腕が半人前では不安が残ります。信頼性の高い会社選び、保証内容にも注目してください。まずは複数の会社に相談し、相見積もりを取りましょう。初期費用の安さだけでなく、光熱費や修繕費も考慮して、本当にお得なプランはどれかを見極める必要があります

 

低価格が魅力のローコスト住宅ですが、光熱費や修繕費などのランニングコストにも注目してください。快適でストレスの少ない生活、安全で健康的な暮らしが担保されているかどうかも踏まえて、購入を検討するべきです。安さだけで購入を決断するには、あまりに高い買い物です。簡単に買い替えることができないからこそ、じっくりと比較・検討してみましょう。

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