避けた方がよいローコスト住宅施工会社の特徴とは?
費用を抑えて住宅を建てたい方が注目しているのがローコスト住宅です。しかし、ローコスト住宅は何かと不安な面もあります。コスト面ばかり考えていては、災害の時に大丈夫かなども心配です。この記事では「依頼する会社はどうしたらいいの?」と疑問を持つ方のために、避けた方がよいローコスト住宅施工会社の特徴をご紹介します。
ローコスト住宅の住宅性能を確認!
ローコスト住宅は住宅性能が低いといわれています。一般的な住宅と比べると住宅性能は劣りますが、住宅性能には基準があります。一定基準の住宅性能を満たしていない家は建てることができません。これはローコスト住宅でも高性能住宅でも同じです。
ローコスト住宅は住宅性能が低いといわれていますが、許可が下りて完成したという事は建築基準法の基準を満たしているという事になります。そのため耐震性や耐久性も安心できるレベルです。
家を建てる前には役所に建築確認を申請します。一定の基準を満たしているか、設計図で審査を受けるのです。審査には耐震基準も含まれ、基準を満たしていなければ建てることができない仕組みになっています。
それでも心配な方は、依頼するハウスメーカーや工務店に確認してみると安心でしょう。ローコスト住宅の耐震基準は2等級ですが、ローコスト住宅でもオプションサービスで耐震基準が3級に対応している業者もあります。
ローコスト住宅の依頼先の種類
ローコスト住宅を購入するのに、どこに依頼したらいいのかわからない方も多いでしょう。ローコスト住宅の依頼先は主に3つあります。
大手ハウスメーカー
ローコスト住宅を得意とする大手ハウスメーカーもあります。ハウスメーカーは使われる建材などを工場で生産し、現場の負担を軽くするシステムをとっています。住宅性能にも力を入れていて、安心して住めるローコスト住宅を建てることができます。
工務店
工務店は地元密着型が多いです。丁寧な仕事をする職人を抱えている工務店も多いので、予算や要望に合わせてローコスト住宅を建ててくれます。ハウスメーカーのようにシステム化はされていないので、住宅性能や外壁や内装の使用は事前に確認が必要になります。
設計事務所
ローコスト住宅は設計事務所への依頼も可能です。ハウスメーカーや工務店と違うのは自由設計で対応をしてもらえる点です。自由設計なので自分たちのこだわりを盛り込むことができます。デザイン性の高いローコスト住宅を建てることが可能です。設計事務所は施工を行わない事が多いので施工は別になります。ハウスメーカーや工務店と比べるとコスト面で割高になることもあり注意が必要です。
避けた方がよいローコスト住宅施工会社の特徴
失敗例も多いローコスト住宅ですが、信頼できる依頼先を選ぶことで快適に過ごせる住宅を建てることができます。避けた方がいい施工会社のポイントについて確認していきましょう。
どんな予算にも合わせた家を建てる!という業者
ローコスト住宅を建てる時に「どんな予算にも合わせて建てられる!」という依頼先もあります。通常の住宅よりコスト削減して建てることで費用を抑えているローコスト住宅でも、最低限の住宅品質を保つ必要があります。そのため、これ以上はコストカットできないというラインがあります。
どんな予算でも対応できる業者は、その分手抜き工事をする可能性も出てきます。住宅のコストダウンの提案として、基盤など性能面のコストダウンを提案してくる業者は注意です。あまりにも安い金額を提示してくる業者は危険なので依頼は避けた方がよいです。
建てた後のフォロー
ローコスト住宅はある程度性能を保証するラインがあることは前述しました。一定の住宅性能を確保しないと、せっかく建てた家でも長く住むことができません。しかし耐久性があっても、家が経年劣化してしまうのは仕方ないことです。
そこで重要なのが、建てた後もアフターサービスがしっかりしている業者かということです。メンテナンス面まで考えていない業者は、技術面に詳しくない可能性があります。後のメンテナンスについてもきちんと説明してくれる会社がおすすめです。
また、コストダウンのために保証期間を削るようなプランを提示する業者には注意したほうがよいです。建てた後のメンテナンスやアフターフォロー面もしっかり行ってくれる業者を選びましょう。
メリット、デメリットの説明
ローコスト住宅にはメリット、デメリットがあります。とくにメリットとなるのは費用面で住宅ローンが組みやすい、負担が少なく建てることが可能なところです。そのため若い世代、子育て世代や高齢者世代でも建てることができます。こういったメリット面の説明は詳しくするのに、デメリット面の説明はあまりしない業者には要注意です。
デメリット面を理解しないまま建ててしまうと、住み始めてから後悔することになってしまいます。ローコスト住宅と一般的な住宅の違いや性能面、コスト面など明確に説明してくれる業者は信頼できるといえます。メリットだけではなく、他の面にも目を向けて業者選びをしましょう。
住宅性能が低いといわれているローコスト住宅ですが、住宅性能を下げてコストカットしている訳ではありません。建築基準は満たしているので安心して住むことができます。安く良い家が購入できるのはうれしいですね。
しかしその分、長年の安心安全のためには自分でリサーチして判断することが必要です。ローコスト住宅を建てる時には、避けた方がよい会社の特徴を抑えて依頼先を選びましょう!